成年後見人による犯罪の現状と対策2014年06月03日 18:51

成年後見人による犯罪の現状と対策

平成26年3月発行の「都市社会研究」第6号に掲載された「成年後見人による犯罪の現状と対策」を読みました。長文の論文ですが、お勧めします。
私の感想ですが、最後のまとめにある長期的対策として「学校教育の一環に、社会貢献活動を組み込み職務遂行能力の獲得と倫理性を早い段階から身につける」に賛成です。
しかしこの論文は、
1.犯罪を犯す親族後見・職業後見VS犯罪を犯さない法人後見・市民後見人で書かれていますが、像とありのような受任状況を比較しても如何なものか
2.後見人による横領の97/100は親族後見人であり、その原因のほとんどは、刑法の親族相盗例のような考え方、感覚にあるからだと私は思っています。親族後見人には親族相盗例を適用しないので97/100となって事件化しますが、普段は罰せられない社会なのですから土台無理と言うものです。親や息子のお金をちょっと拝借など日常茶飯事ではないですか。
3.職業後見人による3/100は、根絶は至難の技かもしれません。制度の根幹を揺るがしかねませんので、許せません。悪質です。厳罰に処すことです。
 人間は誰しも金銭の誘惑にかられます。後見人も人間です。しかも後見人には、他人のお金に手を出すことが容易な環境にあります。そのことを見越して、制度的に対策を立てることです。
蛇足
私は、数十年生活保護の仕事をしました。お金を扱う部署でした。部下の金銭に絡む不祥事で監督不行届を理由に処罰されたこともあります。だから絶対に不祥事を起さない覚悟で法人後見に取り組んでいます。

<都市社会研究>
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/107/157/742/d00132133.html